くるみ【包み】
1 くるむこと。また、くるんであるもの。 2 赤ん坊を抱くとき、着衣の上からくるんで防寒・保温などのために用いるもの。多くはかいまきに似て、袖(そで)がない。おくるみ。くるみぶとん。
くるみ【胡桃】
オニグルミの果実。また、クルミ科クルミ属の落葉高木のオニグルミ・テウチグルミなどの総称。果実は丸く、肉質の外果皮と堅い内果皮に包まれた子葉部分を食用にする。《季 花=夏 実=秋》「—落つ日の夜と...
くるみあし‐ぜん【胡桃足膳】
クルミの実を二つ割りにしたような形の足を四隅につけた粗製の膳。
くるみ‐あぶら【胡桃油】
クルミの実を搾ってつくる油。黄緑色で香味があり、食用とするほか油絵の具などの製造に用いる。
くるみ‐いろ【胡桃色】
1 クルミの樹皮で染めた薄い褐色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は香色(こういろ)、裏は白。 3 紙の色の名。クルミの実に似た薄茶色。「—といふ色紙(しきし)の厚肥えたるを」〈枕・一三八〉
くるみ‐どうふ【胡桃豆腐】
クルミの実をすりつぶして葛粉(くずこ)をまぜ、水を加えて煮て豆腐のように固めたもの。椀物の種や煮物に用いる。
くるみ‐パン【胡桃パン】
砕いたクルミの実を生地に混ぜて焼いたパン。
くるみ‐びょうし【包み表紙】
製本の様式の一。とじた中身を1枚の表紙でくるみ、のり付けして仕上げる。包背(ほうはい)装。つつみびょうし。
くるみ‐ボタン【包みボタン】
木または金属の芯(しん)を布や革で包んで作ったボタン。
くるみ‐もち【胡桃餅】
1 クルミの実を加えて作った餅。 2 すったクルミの実を砂糖と醤油あるいは酒・塩などで調味し、餅にからめたもの。