あお‐さぎ【青鷺】
1 サギ科の鳥。全長約95センチ。背面が青灰色、目の後方と冠羽が黒い。水田や湖沼で魚・ザリガニ・カエルなどを食べ、木の上に巣をつくる。《季 夏》「夕風や水—の脛(すね)をうつ/蕪村」 2 馬の毛...
あお‐じ【青鵐/蒿雀】
ホオジロ科の鳥。全長16センチくらい。背面は緑褐色で、腹面は黄色。北海道・本州の山地で繁殖し、冬季は平地に下りてくる。あおしとど。《季 夏》「—鳴き新樹の霧の濃く淡く/秋桜子」
あおち‐かぜ【煽ち風】
吹きあおる風。「蚊帳(かや)打ちあくる—」〈浄・薩摩歌〉
あお‐つづら【青葛】
1 ツヅラフジの別名。 2 「つる」を繰るところから「くる」「くるし」「くるる」などを導く序詞を構成する語。「山がつの垣ほに這へる—人は来れども言伝てもなし」〈古今・恋四〉
あおり‐がい【煽り買い】
相場をつり上げるために盛んに買いまくること。
あか‐えび【赤蝦】
クルマエビ科のエビ。体長約10センチで、赤色。むきえびなどにして食用。
あかご‐づか【赤子塚】
村境にあり、中から赤子の泣き声が聞こえてくると伝えられる塚。死んでも幼児の霊は遠くに行かず、村境の道祖神の付近にとどまると信じられた。
あか‐ざけ【赤酒】
灰持酒(あくもちざけ)の一。腐敗を防ぐため、発酵後、しぼる前に灰汁(あく)を加えてつくる赤い酒。甘みが強く、祝い事の酒や屠蘇(とそ)として飲むほか、調味料にする。熊本県の特産。灰酒(あくざけ)。
あかち‐だ【班田】
「はんでん(班田)」に同じ。「戸籍、計帳(かずのふむた)、—収め授くる法(のり)」〈孝徳紀〉
あか‐なくに【飽かなくに】
[連語]《動詞「あ(飽)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」のク語法+格助詞「に」》 1 (詠嘆の意で)満足しないのになあ。あきたりないのになあ。「明けぬべく千鳥しば鳴く白たへの君が手枕(たまくら...