くろ‐べ【黒檜】
ヒノキ科の常緑高木。日本特産で、本州・四国の深山に自生。樹皮は赤褐色でつやがある。葉はうろこ状。5月ごろ、藍色の雄花と雌花とをつけ、球果は黄褐色に熟す。材は建築・器具用。ねずこ。ごろうひば。くろ...
くろべ‐がわ【黒部川】
富山県東部を流れる川。源を飛騨山脈中部の鷲羽(わしば)岳に発し、富山湾に注ぐ。上・中流は深い峡谷をなし、発電所が多い。上流に黒四ダムと人造湖の黒部湖がある。下流の扇状地には湧水が多くある。長さ8...
くろべ‐きょうこく【黒部峡谷】
黒部川の上・中流の峡谷。立山連峰と後(うしろ)立山連峰を二分する、日本一深い峡谷をなす。黒部湖から上流を上廊下(かみのろうか)、下流を下廊下(しものろうか)と呼ぶ。
くろべ‐こ【黒部湖】
富山県東部、黒部川に建設された黒四ダムによりせき止められてできた人造湖。面積3.5平方キロメートル、総貯水量約2億立方メートル。立山黒部アルペンルートの中心観光地。中部山岳国立公園に属する。
くろべごろう‐だけ【黒部五郎岳】
富山県富山市、岐阜県飛騨市・高山市との境にある山。標高2840メートル。薬師岳から三俣蓮華岳(標高2841メートル)への尾根上にある。東斜面にカール(圏谷)がみられる。高山植物や雪渓が多い。中部...
くろべ‐し【黒部市】
⇒黒部
くろべ‐ダム【黒部ダム】
⇒黒四(くろよん)ダム
くろべのたいよう【黒部の太陽】
木本正次の小説。昭和39年(1964)発表。黒部ダム(黒四ダム)の建設に人生を賭けた技術者たちの苦闘を描く。昭和43年(1968)、熊井啓監督・脚色により映画化。出演、三船敏郎、石原裕次郎ほか。...
くろ‐ぼ【黒穂】
《「くろほ」とも》黒穂病にかかった黒い麦の穂。くろぼう。《季 夏》「駅路(うまやぢ)や麦の—の踏まれたる/不器男」
くろ‐ほう【黒方】
《「くろぼう」とも》薫物(たきもの)の一。沈香(じんこう)・丁子香(ちょうじこう)・甲香・白檀(びゃくだん)・麝香(じゃこう)などを練り合わせて作る。