うち‐か・ける【打(ち)掛ける/打(ち)懸ける】
[動カ下一][文]うちか・く[カ下二] 1 物をひっかけて下げる。また、ひょいとのせる。「上着をいすの背に—・ける」 2 軽く腰を掛ける。ちょっともたせかける。「捨舟の端に腰—・けて瀬戸内海を眺...
わか【若】
《形容詞「若い」の語幹から》 1 少年。「—に似合ひたる職なり」〈申楽談儀〉 2 若君。若子。主に身分の高い家の幼い男児をいう。「今ははや二人の—をぞ儲(まう)けける」〈浄・出世景清〉 3 (他...
じゅう‐じゅう【重重】
[副] 1 同じことを何度も繰り返すさま。かさねがさね。「—の不始末、なにとぞお許しください」 2 十分であるさま。よくよく。「—承知の上のことです」 [名] 1 幾重にもかさなっていること...
し‐つ・ける【仕付ける/為付ける】
[動カ下一][文]しつ・く[カ下二]《「し」はサ変動詞「する」の連用形。「仕」は当て字》 1 しなれている。やりつけている。「—・けない仕事なので、はかどらない」 2 (「躾ける」とも書く。「躾...
ふじ‐の‐やま【富士の山】
「富士山」に同じ。「士(つはもの)どもあまた具して山へのぼりけるよりなむ、その山を—とは名づけける」〈竹取〉
よび‐い・く【呼び生く】
[動カ下二]大声で呼んで生き返らせる。「息の通ふを頼みにして—・けけるに」〈浮・五人女・二〉
おもい‐つづ・ける【思い続ける】
[動カ下一][文]おもひつづ・く[カ下二] 1 いつまでもそのことを思う。いつも考える。「亡き子を—・ける」 2 思いを歌の形で表す。述懐する。「ある女房、君かくれさせ給ひぬと承って、かうぞ—・...