け‐こ【笥籠/笥子】
飯などを盛る器。笥(け)。「手づから飯匙(いひがひ)取りて、—のうつは物に盛りけるを見て」〈伊勢・二三〉
け‐こ【花籠/華筥】
法要のとき、散華(さんげ)に用いる花を盛る器。竹を編んで作ったもののほか、透かし彫りを施した金属製のものなどがある。はなざら。はなかご。
け‐こう【華香/花香】
「香華(こうげ)」に同じ。
け‐こみ【蹴込み】
1 階段の踏み板と踏み板との間の垂直部分。 2 蹴込み床(どこ)の床板の下の垂直部分。 3 歌舞伎の大道具で、屋台や階段の前面あるいは側面の垂直な部分の張り物。 4 人力車の腰掛けの前の部分で、...
けこみ‐いし【蹴込み石】
家の土台下の猫石と猫石との間をふさぐために、あとから差し込む石。打ち込み石。→猫石
けこみ‐どこ【蹴込み床】
床の間の形式の一。床框(とこがまち)を省き、床板と畳寄せの間に蹴込み板をはめ込んだもの。
け‐こ・む【蹴込む】
[動マ五(四)] 1 けって中へ入れる。「ボールをゴールへ—・む」 2 商売で損をする。くいこむ。「もう一割も—・んでゐやせうぜ」〈滑・大千世界楽屋探・初〉
け‐ころ【蹴転】
「蹴転ばし」に同じ。「身じまひを—でんどへ向いてする」〈柳多留・一二〉
け‐ころばし【蹴転ばし】
江戸時代、天明(1781〜1789)の末まで、江戸の下谷や浅草にいた私娼(ししょう)。けころ。
ケコワ‐とう【ケコワ島】
《Kekova》トルコ南西部、地中海に浮かぶ無人島。本土の港町カシュの沖合に位置する。古代リキア王国時代の海中遺跡があることで知られる。