げ‐せつ【下拙】
[名]卑しいこと。〈日葡〉 [代]一人称の人代名詞。男子が自分をへりくだっていう語。拙者。「—も初の出府ゆゑ」〈洒・辰巳之園〉
げ‐せつ【下説】
世間の人々の言うこと。巷説(こうせつ)。下世話(げせわ)。「この頃、何となく—について、心よからざる事にてましまさんと存ずる所に」〈曽我・一〉
げせ◦ない【解せない】
[連語]《動詞「げせる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》納得がいかない。理解できない。「彼がその案に同意したというのも—◦ない話だ」
げ・せる【解せる】
[動サ下一]《「げ(解)す」の可能動詞》納得できる。理解できる。多く、打消しの語を伴って用いる。「いっこうに—・せない話だ」
げ‐せわ【下世話】
世間で人々がよく口にする言葉や話。「—に年貢(ねんぐ)の納め時という」
げ‐せん【下船】
[名](スル)乗った船から降りること。「寄港地で—する」⇔乗船。
げ‐せん【下賤】
[名・形動]いやしいこと。身分が低いこと。また、そのさま。卑賤。「—な(の)身」
げ‐せん【牙籤】
象牙製の小さい札。書名を記して書物の帙(ちつ)の外に下げて目印とするもの。がせん。
げせん‐びょう【下船病】
船から降りた後も、揺れを感じ、めまい・疲労・吐き気・頭痛などの症状が続く疾患。飛行機や列車などで揺られた後にも起こる場合がある。船酔いや乗り物酔いと違って、数週間から数年間続く場合がある。中年の...