むし【帔】
「枲(むし)の垂れ衣(ぎぬ)」の略。「いと苦しげにて、御—押しやりて」〈大鏡・兼通〉
みみ‐ずく【木菟/鴟鵂/角鴟】
フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような羽毛をもつものの総称。オオコノハズクをさすことが多い。《季 冬》「—のほうと追はれて逃げにけり/鬼城」
みやげ‐もの【土産物】
みやげにする品物。
みの‐かさご【蓑笠子】
カサゴ目フサカサゴ科の海水魚。岩礁にすみ、全長約30センチ。体は淡紅色に黒褐色の横帯がある。胸びれ・背びれが非常に長く、大きく広げて泳ぐ。背びれのとげに毒をもち、刺されると激しく痛むので、手を触...
目(め)もなく
目を細くして。「うれしげに、—打ち笑ひ」〈仮・東海道名所記・六〉
み‐ぎん【砌】
「みぎり」の音変化。「げにありがたき—かな」〈謡・草子洗小町〉
み‐なし【見做し/看做し】
1 みなすこと。仮にそうであると想定すること。 2 そう思って見ること。気のせいでそう見えること。「—にやあらむ、屈(く)しいたげに思へり」〈源・賢木〉
むだ‐げ【無駄毛/徒毛】
美容や化粧の妨げになる、顔・襟足・腕・足などの毛。
も【面】
《「おも(面)」の音変化》おもて。表面。「水(み)の—」「つくばねのこの—かの—に影はあれど君がみかげにます影はなし」〈古今・東歌〉
ゆうしつ‐どうぶつ【有櫛動物】
動物界の一門。海産で多くは浮遊性。体は透明な寒天質で、腔腸(こうちょう)動物のクラゲに似るが、体表に櫛板(しつばん)とよぶ繊毛の並んだ小板の列が8本あり、これを動かして進む。触手に粘着性の細胞を...