げん‐ぎ【玄義】
1 奥深くて微妙な意味。幽玄な教義。 2 キリスト教で、啓示によってのみ示される信仰の奥義。
げん‐ぎ【言議】
議論すること。言論。「浅薄な—も多かったろうが」〈風葉・青春〉
げん‐ぎ【原義】
その言葉が本来もっていた意味。もとの意味。原意。「言葉の—をただす」「—未詳」
げん‐ぎょ【言語】
「げんご(言語)」に同じ。「旦暮の説法読誦の声は市人(しじん)の—よりも多からしむ」〈浄・出世景清〉
げん‐ぎょう【現形/顕形】
形をあらわすこと。また、その形。げぎょう。「敵—イタイタ」〈日葡〉
げん‐ぎょう【現業】
1 現場の業務。事務や営業などでなく、工場や作業場で行う労務。 2 現業官庁。また、現業官庁の職員。
げんぎょう‐かんちょう【現業官庁】
公共事業や現業などの事業役務を行う官庁。気象庁・水産庁・海上保安庁・林野庁、かつての郵政省・印刷局・造幣局など。現業庁。⇔政策官庁。
げんぎょう‐ちょう【現業庁】
⇒現業官庁
げんぎょししゅろん【言語四種論】
江戸時代の語学書。1巻。鈴木朖(すずきあきら)著。文政7年(1824)刊。国語の品詞を体ノ詞、形状(ありかた)ノ詞、作用(しわざ)ノ詞、テニヲハの4種とすべきことを論じたもの。
げん‐ぎん【現銀】
手持ちのかね。現金。近世、通貨として銀貨を主に使った上方でいう。「万(よろづ)—売りに、掛け値なしと相定め」〈浮・永代蔵・一〉