こ‐じょろう【小女郎】
女の子。少女。「—が、又はたと襖(ふすま)を立て切った」〈漱石・草枕〉
こじょろう【小女郎】
浄瑠璃「博多小女郎波枕(はかたこじょろうなみまくら)」の登場人物。京の商人小町屋惣七の愛人で、博多柳町の遊女。
こじ‐らいれき【故事来歴】
事柄について伝えられてきた歴史。その事の出所・経歴など。「寺の—を調べる」
こじら・す【拗らす】
[動サ五(四)]「拗らせる」に同じ。「話し合いを—・す」「風邪を—・して肺炎になる」 [動サ下二]「こじらせる」の文語形。
こじら・せる【拗らせる】
[動サ下一][文]こじら・す[サ下二] 1 物事をもつれさせ、処理を難しくする。めんどうにする。「問題を—・せる」 2 病気を治しそこねて長引かせる。「風邪を—・せる」
こ‐じり【鐺/璫】
《「木後(こじり)」の意》 1 垂木(たるき)の端。また、それにつけた金属の飾り。 2 刀剣の鞘(さや)の末端の部分。また、そこにはめる飾り金物。
こ‐じり【湖尻】
湖の水の流出口のある所。→湖頭
こじり‐あて【鐺当て】
「鐺咎(こじりとが)め」に同じ。
鐺(こじり)が詰(つ)ま・る
《鐺が詰まると刀の抜き差しがならなくなるところから》借金の払いができず動きがとれなくなる。「当たる所が嘘八百、いかう—・ってきた」〈浄・冥途の飛脚〉
こじり‐とがめ【鐺咎め】
1 武士がすれ違うときに、双方の刀の鐺が触れ合うのを、無礼だとしてとがめること。鐺当て。鞘当て。 2 ちょっとしたつまらないことでとがめだてすること。「見しりごしなる悪口、あるいは—、又は男だて...