こ‐だま【蚕霊/蚕玉】
蚕の神。養蚕をつかさどる神。
こだま‐あげ【蚕霊揚(げ)】
長野県などで、その年の養蚕が終わったときにする祝い。棚上げ。蚕糞(こくそ)祝い。
こだま‐ぎん【小玉銀】
「豆板銀」の異称。
こだましゅう【木霊集】
田久保英夫の短編小説集。「死者の魂」をテーマとする作品。平成9年(1997)刊行。同年、第50回野間文芸賞受賞。
こだま‐まつり【蚕霊祭(り)】
蚕の神をまつる祭り。中部・東北地方などで、その年の養蚕の成功を祈って、2月初午(はつうま)の日に行われる。
こだゆう‐かのこ【小太夫鹿の子】
元禄(1688〜1704)のころ、江戸で流行した鹿の子絞り。歌舞伎役者の伊藤小太夫が用いはじめた。江戸鹿の子。
こ‐だら【小鱈】
タラ科の海水魚。全長1.1メートルになる。北大西洋沿岸に生息。背は黒灰色で、腹は白く、黒い側線が走る。胸びれの上に黒い四角の斑がある。年間を通して漁獲され、鮮魚・燻製・冷凍・乾物として流通する。...
こだ・る
[動ラ下二] 1 傾く。しなだれる。「蓮華の花よ咲いて—・れ撓(たわ)うだ」〈田植草紙〉 2 勢いがゆるむ。ひるむ。弱る。「戦は—・れかかって、かなふべしとも見えざりけり」〈幸若・大織冠〉 3 ...
こ‐だ・る【木垂る】
[動ラ四]木が育って枝が垂れる。「薪(たきぎ)伐(こ)る鎌倉山の—・る木をまつと汝が言はば恋ひつつやあらむ」〈万・三四三三〉 [補説]一説に「木足る」で、枝葉が繁茂する意とも。
こだわり
1 こだわること。拘泥(こうでい)。「なんの—もなくつきあう」 2 (「こだわりをつける」の形で用いる)文句を言うこと。難癖。「宿所(うち)なら—を付けてやるんだけれども」〈二葉亭・浮雲〉 [補...