こ‐ちゅう【籠中】
かごの中。ろうちゅう。「—の鳥」
こ‐ちゅう【古注/古註】
1 古い時代に行われた注釈。特に日本では、国学成立以前の注釈。⇔新注。 2 中国で、経書類に付された注釈のうち、漢代・唐代になされたもの。⇔新注。
こ‐ちゅう【孤忠】
心を同じくする人もなく、たった一人で尽くす忠義。「—を全うする」「—至孝」
こ‐ちゅう【孤注】
1 ばくちで、なけなしの金をはたいて、のるかそるかの勝負をすること。 2 一か八(ばち)かの勝負。危険を冒すたとえ。「—一擲(いってき)」
こ‐ちゅう【個中/箇中】
《「個」は、このという意味の指示語。この範囲内の意から》 1 学芸や物事の奥深い道理。「惜むらくは—の趣味を解せずと来てるんだからネ」〈木下尚江・良人の自白〉 2 《禅家で、此処(ここ)の意》仏...
こ‐ちゅう【個虫】
群体を構成する生物の各個員。
こ‐ちゅう【壺中】
1 つぼの中。 2 臆病な者。小心者。
こ‐ちゅう【孤虫】
成虫が同定されていない裂頭条虫の幼虫。→芽殖孤虫
こちゅうかん【壺中観】
田岡嶺雲の評論集。明治38年(1905)、刊行直前に発売禁止処分を受ける。翌明治39年(1906)、削除改訂版を「壺中我観」の題名で刊行するが、明治43年(1910)再び発売禁止となった。
壺中(こちゅう)の天地(てんち)
《後漢の費長房が、市中に薬を売る老人が売り終わると壺の中に入るのを見て一緒に入れてもらったところ、りっぱな建物があり、美酒・佳肴(かこう)が並んでいたので、ともに飲んで出てきたという、「後漢書」...