こっ‐ち【此方】
《「こち」の音変化》 [代] 1 近称の指示代名詞。聞き手よりも話し手の方に近い場所やそこにある物、または、その方向をさす。「—の水は甘いぞ」「—が大きい」「足音が—へ近づいてくる」 2 一人...
こっち‐とら【此方人等】
[代]一人称の人代名詞。複数にも単数にも用いる。われわれ。われ。こちとら。「大事にしてもらわれれば、—も奥山へ行くけえど」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
こっち‐の‐もの【此方の物】
1 自分の思うままとなるもの。「接戦も、ここまでくればもう—だ」 2 この世のもの。「此の頃は幽霊じみ、どうで—とは思はれぬ」〈洒・廓の桜〉
こっ‐ちゃ
[連語] 1 「ことじゃ」の音変化。「いや、大変な—」「こりゃえらい—」 2 「ことでは」の音変化。「知った—ない」「そんな—困る」 3 「ことやら」の音変化。「何の—わからん」
こっ‐ちょう【骨張/骨頂】
《「骨張(ほねば)る」の音読で、「頂」は当て字という》 1 程度がこれ以上ないこと。最高の段階。初め善悪いずれにも用いたが、現代は好ましくないことについていうのが普通。「愚の—」「やぼの—」「仏...
コッチョリ
《(朝鮮語)》朝鮮料理の一。塩で浅漬けにした野菜を、トウガラシ・ニンニク・ショウガなどでつくる調味料であえたもの。生キムチ。
こっちり
[副]濃厚なさま。こってり。「女夫(めをと)の中の—の、出花を上がって下さんせ」〈浄・孕常盤〉