うそ‐かえ【鷽替え】
鷽をかたどった木製の鳥を、参詣人が交換し合ったり、神官が参詣人の古い鷽を別のものに引き替えたりする行事。前年の不幸を嘘(うそ)にし、吉運に替える意という。太宰府天満宮での正月7日夕の酉(とり)の...
あや・す【零す】
[動サ四]血・汗などを滴らせる。流す。こぼす。「血を—・して婆羅門に飲ましめ」〈今昔・四・一七〉
かこ・つ【託つ】
[動タ五(四)] 1 心が満たされず、不平を言う。ぐちをこぼす。嘆く。「不運を—・つ」 2 他の事のせいにする。口実にする。かこつける。「酔ひに—・ちて苦しげにもてなして」〈源・藤裏葉〉
癩(かったい)の瘡(かさ)うらみ
大差ないものを見てうらやむこと。また、ぐちをこぼすことともいう。
ちく‐ちく
[副](スル) 1 針などを浅く、繰り返し突き刺すさま。また、そのような痛みを断続的に感じるさま。ちくりちくり。「—(と)縫う」「心が—(と)痛む」「とげがささって—する」 2 聞く者の心に突き...
とう‐ろう【蟷螂/螳螂/螳蜋】
かまきり。《季 秋》「—や露引きこぼす萩の枝/北枝」
涙腺(るいせん)が緩(ゆる)・む
涙が出やすくなる。涙もろくなる。また、涙をこぼす。「思い出の曲を聞いて—・んだ」
もら・す【漏らす/洩らす】
[動サ五(四)] 1 液体などを漏れるようにする。こぼす。「水も—・さぬ備え」 2 秘密や隠していることを知らせる。「秘密を—・す」 3 心中の思いを口に出していう。また、感情を思わず表情や声に...
まえだれ‐かずき【前垂れ被き】
《前垂れをかぶって雨をしのぐ意から》陰暦3月・9月の奉公人出替わりのころ降る雨。「—の雨に泪(なみだ)こぼすを見るやうな」〈浮・織留・五〉
らく‐るい【落涙】
[名](スル)涙をこぼすこと。泣くこと。また、その涙。「悲しさにただ—するばかりだ」