袞竜(こんりょう)の袖(そで)に隠(かく)れる
天子の特別の恵みにすがって、かってな振る舞いをする。
こん‐りん【金輪】
仏語。 1 三輪・四輪の一。水輪の上位にあり、この上に九山八海(くせんはっかい)を支える。地輪。 2 《「金輪宝」の略》金輪王のもつ七宝の一。その王の前にあり、金輪王を善導するという。 「金...
こん‐りん【混林】
多種類の樹木がまざっている森林。
こんりん‐おう【金輪王】
転輪王の一。金の輪宝を感得し、須弥山(しゅみせん)の四州を統治する王。金輪聖王。こんりんのう。
こんりん‐ざい【金輪際】
[名] 1 仏語。大地の最下底のところ。大地がある金輪の一番下、水輪に接するところ。金輪奈落。 2 物事の極限。ゆきつくところ。「逢ひ初めし時の誓文を—と思ひつめ」〈浄・薩摩歌〉 [副] 1...
こんりんざい【金輪際】
車谷長吉の短編小説。また、同作を表題作とする短編小説集。小説集は平成11年(1999)刊行で、ほかに「白黒忌」「児玉まで」などの作品を収める。
こんりん‐ならく【金輪奈落】
[名]「金輪際1」に同じ。 [副]どこまでも。とことん。底の底まで。こんりんざい。「かう握ったら—、旗は切れてもちぎれても、…やみやみと渡さうかと」〈浄・布引滝〉