が
[格助]名詞または名詞に準じる語に付く。 1 動作・存在・状況の主体を表す。「山—ある」「水—きれいだ」「風—吹く」「兼行(かねゆき)—書ける扉」〈徒然・二五〉 2 希望・好悪・能力などの対象...
けい‐り【経理】
[名](スル) 1 会計・給与に関する事務。また、それを処理すること。「—に明るい」 2 治めととのえること。「天下を—することなど一向に相談もならぬ物になったでござる」〈西周・百一新論〉
けん‐じつ【兼日】
《「兼ねての日」を音読みにした語》 1 きまった期日より前の日。また、それ以前の時。「—ヨリ申スコトデゴザル」〈日葡〉 2 《「兼日題」の略》歌会・句会などで、あらかじめ出しておく題。また、その...
こせ‐ごと【こせ言】
しゃれ。軽口。「あれは秀句、—と申して、各のお慰みに仰せらるることでござるが」〈虎明狂・秀句傘〉
こと‐ば【言葉/詞/辞】
1 人が声に出して言ったり文字に書いて表したりする、意味のある表現。言うこと。「友人の—を信じる」 2 音声や文字によって人の感情・思想を伝える表現法。言語。「日本の—をローマ字で書く」 3 文...
こ‐ねり【木練り】
「木練り柿」の略。《季 秋》「是は彼方(をちかた)でも—と申して、一(いち)うまい柿でござる」〈虎寛狂・合柿〉
こま‐どり【小間取り/駒取り】
1 勝負事で、人を左右二組みに分けるとき、一・三・五の人を左に、二・四・六の人を右にと、互い違いに分けること。「殿の君たちを五所づつ—にとりて」〈延宝版宇津保・菊の宴〉 2 「子を捕ろ子捕ろ」に...
こ‐みじか・し【小短し】
[形ク] 1 てみじかである。簡単である。「取組は御屋形の御意でござると—・く、わけも聞こえる、道もたつ」〈浄・反魂香〉 2 普通より短めである。「—・き大小を、落指(おとしざし)にさして」〈洒...
此(こ)れは如何(いか)なこと
驚いたとき、困ったときなどに用いる言葉で、狂言にしばしば用いられている。これはどうしたことだ。「—、この両眼を抜かれたらば、罷り戻らうやうもござるまい」〈虎明狂・目近籠骨〉
こんにっ‐た【今日た】
[連語]《名詞「こんにち(今日)」に係助詞「は」の付いた「こんにちは」の連声(れんじょう)》きょうは。謡曲・狂言・芝居などで多くみられる形。「定めて—修行に出られぬ事はござるまい程に」〈虎寛狂・...