ごしょざくらほりかわようち【御所桜堀川夜討】
浄瑠璃。時代物。五段。松田文耕堂・三好松洛合作。元文2年(1737)大坂竹本座初演。三段目の切(きり)「弁慶上使」、四段目の中(なか)「藤弥太物語」などが今日でも上演される。
ごしょ‐ざま【御所方】
「ごしょがた(御所方)2」に同じ。「ある—のふるき女房」〈徒然・二三八〉
ごしょ‐ざむらい【御所侍】
宮中、院の御所、摂関家などに仕えた侍。ごしょさぶらい。
ごしょ‐ぞめ【御所染(め)】
寛永(1624〜1644)のころ、女院の御所の好みで始められたといわれる染め模様。白の地に、檜垣(ひがき)に菊や竜田川などの模様を入れた上品な散らし模様。
ごしょ‐づくり【御所作(り)/御所造(り)】
1 菊一文字(きくいちもんじ)2の異称。 2 御所風な家のつくり。
ごしょどき‐もよう【御所解模様】
小袖模様の一種。檜扇(ひおうぎ)・御所車・几帳(きちょう)など、公家の生活に使われたものを模様の題材としたもの。
ごしょ‐どころ【御書所】
平安時代、宮中の書物を管理した役所。別当・預(あずかり)・開闔(かいこう)・覆勘(ふっかん)などの職員を置いた。今の宮内庁書陵部にあたる。
ごしょ‐にんぎょう【御所人形】
江戸時代、享保(1716〜1736)のころ京都で創始された幼児の人形。胡粉(ごふん)塗りで肌を白く磨き出し、大きな頭部とふくよかなからだつきに気品がある。主として裸体で着せ替えができる。皇室や公...
ごしょの‐いせき【御所野遺跡】
岩手県北部、一戸(いちのへ)町にある縄文時代中期の遺跡。配石遺構群や竪穴住居跡などが発見された。盛り土からは、祭祀(さいし)遺物とみられる土偶などが集中的に出土。令和3年(2021)「北海道・北...
ごしょのごろぞう【御所五郎蔵】
歌舞伎狂言「曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)」の後半部分の通称。皐月(さつき)をめぐる五郎蔵と土右衛門の鞘当(さやあ)てと、それが引き起こす悲劇を描く。