とろ・く【蕩く/盪く】
[動カ下二]「とろける」の文語形。
とろ‐くさ・い
[形][文]とろくさ・し[ク]のろい。まだるっこい。「—・い仕事ぶり」
とろ・ける【蕩ける/盪ける】
[動カ下一][文]とろ・く[カ下二] 1 固まっていた物が溶けて軟らかくなる。また、液状になる。「バターが—・ける」 2 心のしまりがなくなる。「甘美な音楽に心が—・ける」 3 心が和らぐ。なご...
トロコイド【trochoid】
一つの円が直線上を滑ることなく転がるとき、中心を通る直線上の定点の描く曲線。
トロコフォラ【trochophora】
軟体動物・環形動物の幼生の一型。孵化(ふか)後に生じ、浮遊性。体は球状で、一定位置を環状に取り巻く繊毛帯がある。貝類ではベリジャー期、ゴカイ類ではロベーン期を経て成体となる。担輪子幼生。トロコフォア。
トローサ【Trosa】
スウェーデン南東部の町。ストックホルムの南西約55キロメートル、バルト海に注ぐトローサ川の河口に位置する。ファールンの鉱山で採掘された赤茶色の顔料を用いた、伝統的な家屋の街並みで知られる。別荘地...
トロセイ‐じょう【トロセイ城】
《Torosay Castle》英国スコットランド、マル島東部の町クレイグニュア南郊にある城。19世紀中頃、キャンベル一族の居城として建造。建築家デビッド=ブライスの設計による。
トロッコ
《truckから》軽便軌道の上を、手押しで走る小型の貨車。土砂運搬用。トロ。 [補説]書名別項。→トロッコ
トロッコ
芥川竜之介の短編小説。大正11年(1922)3月、雑誌「大観」に発表。8歳の少年良平が鉄道工事用のトロッコに乗って経験した出来事を回想形式で描く。
トロッコ‐もんだい【トロッコ問題】
倫理学的な思考実験の一。暴走するトロッコの軌道上に5人の作業員がいて、そのまま放っておけば5人は轢死(れきし)する。自分が分岐器を作動させれば、トロッコは別の軌道に入るが、その先にも1人の作業員...