鯖(さば)を読(よ)・む
《一説に魚市で鯖を数えるとき、わざと急いでその数をごまかすといわれるところから》実際より多く言ったり少なく言ったりして数をごまかす。「—・んで四、五歳若く言う」
つつ‐ごかし【筒転かし】
《竹の銭筒に入れておよそ100文ずつ計るときに多少の過不足があるところから》銭勘定をごまかすこと。また一般に、ごまかすこと。詐欺。「手ひどいころり、これがほんの—、かたりめに出逢うた」〈浄・鬼一法眼〉
あい‐まい【曖昧】
[名・形動] 1 態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま。あやふや。「—な答え」 2 怪しくて疑わしいこと。いかがわしいこと。また、そのさま。「—宿(やど)」 [派生]あいまいさ[名] ...
めい‐さい【迷彩】
敵の目をごまかすために、航空機・戦車・大砲・建築物・軍服などに不規則な彩色をし、他の物と区別がつきにくいようにすること。「車両に—を施す」「—服」
くる・める【包める】
[動マ下一][文]くる・む[マ下二] 1 ひとまとめにする。ひっくるめる。「荷物を一つに—・める」 2 すっぽりとつつみ込む。くるむ。「毛布でからだを—・める」 3 言葉巧みにごまかす。言いくる...
くろ・める【黒める】
[動マ下一][文]くろ・む[マ下二] 1 黒くする。黒色に染める。「潮風に吹き—・められ日の光りに照り—・められて」〈露伴・いさなとり〉 2 うまくだます。ごまかす。取り繕う。「あとを—・めてた...
くろま・す【黒ます】
[動サ四] 1 黒くする。「女房、宮司など、皆いと—・したり」〈栄花・玉の飾り〉 2 ごまかす。紛らわしくする。だます。「猶しも声を—・して」〈浄・朝顔話〉
げんしろう【源四郎/玄四老】
盗むこと。また、金銭をごまかすこと。もと、人形浄瑠璃社会の隠語。「おまいさんがたの、—してぢゃ菓子(くわしん)ぢゃてて」〈滑・膝栗毛・八〉
グリーンウオッシュ【greenwash】
《「うわべの飾り、ごまかし」を意味するwhitewashのホワイトをグリーンに置き換えた造語》企業などが、あたかも環境に配慮しているかのように装いごまかすこと。グリーンウオッシング。「—企業」「...
巧詐(こうさ)は拙誠(せっせい)に如(し)かず
《「韓非子」説林上から》巧みにいつわりごまかすのは、つたなくても誠意があるのには及ばない。