さんしょう‐くい【山椒喰】
スズメ目サンショウクイ科の鳥。スズメよりやや大形で、後頭部の辺りは黒く、背は灰色、額と腹が白い。日本では夏鳥として山地にみられ、ヒリヒリッと鳴く。《季 春》「風くれば檜原(ひばら)したたり—/波郷」
さき‐しょう【前生】
前世(ぜんせ)。ぜんしょう。「—よりの奇縁ぢゃと」〈浄・八百屋お七〉
さし‐て
[副]《動詞「さ(指)す」の連用形+接続助詞「て」から》 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)とりたてていうほど。それほど。たいして。「これは—重要ではない」「—遜色(そんしょく)はない」 2...
さしゃんす
[助動][さしゃんせ(さしゃんしょ)|さしゃんし|さしゃんす|さしゃんす|さしゃんすれ|さしゃんせ]《尊敬の助動詞「さしゃる」の連用形「さしゃり(れ)」に丁寧の助動詞「ます」の付いた「さしゃり(...
さとう‐きび【砂糖黍】
イネ科の多年草。高さ2〜4メートル。茎は中空ではなく、節がある。茎の汁を絞って砂糖(甘蔗糖(かんしょとう))を作る。ニューギニアとその周辺の原産で、日本では主に沖縄・九州で栽培される。甘蔗。砂糖...
さつま‐いも【薩摩芋/甘藷】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。地をはう茎の節から根が伸び、地中に大きい塊根をつくる。夏、アサガオに似た小花を開く。塊根を、食用のほかでんぷん・アルコールの原料にする。熱帯アメリカの原産で...
サスペンション【suspension】
1 自動車や電車で、車体をその上に載せて車輪からの振動を緩衝させる装置。懸架装置。 2 懸濁液。英語のサスペンションと、ドイツ語のズスペンジオンとが混ざったサスペンジョンという呼称もよく使われる。
さんしょううお【山椒魚】
井伏鱒二の短編小説。体が大きくなり、岩屋から出られなくなったサンショウウオの悲嘆を描く。大正12年(1923)年の作品「幽閉」を改稿して昭和4年(1929)に発表。昭和60年(1985)、全集へ...
さんしょう‐じょうゆ【山椒醤油】
サンショウの若葉や粉末にした実を用いて香味をつけた醤油。
じしゅ‐こう【十種香/十炷香】
《「じしゅごう」とも》 1 10種類の香の名。栴檀(せんだん)・沈水(じんすい)・蘇合(そごう)・薫陸(くんろく)・鬱金(うこん)・青木(せいぼく)・白膠(はっこう)・零陵(れいりょう)・甘松(...