さ‐ご【さ子】
《「産後」または「産子」の音変化といわれる》鹿(しか)や猿の胎児。黒焼きにして飲むと婦人病の薬になるといわれる。鹿子(かご)。
サゴ【(オランダ)sago】
《もとはマレー語で食料の意》サゴヤシの幹からとった、白色の米粒状のでんぷん。食用。サゴ米(べい)。 [補説]「沙穀」とも書く。
さ‐ごく【左獄】
平安時代、京都の左京に設けられた獄舎。東獄。⇔右獄。
さ‐ござい
《「さあござい」という呼び声から》江戸中期、正月に江戸の街頭で子供などを相手に福引をさせた商売。数本のひものうちの1本にダイダイを結び、それを引き当てた者に賞品を与えた。辻宝引(つじほうびき)。...
さ‐ごし【青箭魚】
サワラの幼魚。
サゴ‐べい【サゴ米】
⇒サゴ
サゴ‐やし【サゴ椰子】
ヤシ科サゴヤシ属の植物の総称。高さ10メートル以上になる大形ヤシで、幹からでんぷんを取り、食用にする。
さ‐ごろも【狭衣】
《「さ」は接頭語》ころも。衣服。「人妻に言ふは誰(た)がこと—のこの紐(ひも)解けと言ふは誰がこと」〈万・二八六六〉
さごろも‐の【狭衣の】
[枕]衣の緒(を)の意から、「小(を)」にかかる。「—小筑波嶺(をづくはね)ろの」〈万・三三九四〉
さごろも‐の‐だいしょう【狭衣大将】
狭衣物語の主人公。帝の弟、堀河大臣の子。容姿・学芸ともにすぐれた貴公子で、源氏宮など多くの女性と恋愛のすえ、神託によって帝位につく。