ささらこ‐べい【簓子塀】
細い角材で押さえた下見板を取り付けた塀。
ささら‐さっぽう【簓先穂】
1 ささらの先端。また、先端がささくれているもの。 2 《ささらの先がすりへるところから》財産をすりへらしてしまうこと。また、物事をだいなしにしてしまうこと。 3 サボテンの別名。
ささら‐さんぱち【簓三八】
疫病や疱瘡(ほうそう)よけに板や紙に書いて門戸に貼りつけたまじないの文句。簓三八孫。簓三八宿。簓三助。
ささら‐すり【簓摺り】
簓をすりながら雑芸を演じること。また、その人。門説経(かどぜっきょう)の類。
ささら‐だに【簓蜱】
ササラダニ亜目のダニの総称。黒褐色ないしは黒色をしたものが多く、堅い表皮に覆われ、一見微小な甲虫を思わせる。土壌表層やコケの中にすみ、落ち葉や枯れ枝などを食う。
ささら‐でんしゃ【簓電車】
札幌・函館市電で用いられる、路面電車の除雪車。前面にささら状の竹製ブラシを取り付けた筒をもち、これを回転させてレール上の積雪をはね飛ばす。
ささら‐なみ【細波】
こまかくたつ波。さざなみ。さざれなみ。「風は吹かねども、や、—ぞ立つ」〈梁塵秘抄・二〉
ささら‐め【簓目】
瓦の裏に滑り止めのためにつけてある横筋。焼く前に、簓3で筋目を刻みつける。
ささ‐りんどう【笹竜胆】
1 リンドウの別名。葉の形が笹に似ているところからいう。《季 秋》 2 紋所の名。リンドウの葉を下向きに5枚並べ、上に花を三つ置いた形のもの。村上源氏の定紋。
ささ・る【刺さる】
[動ラ五(四)] 1 先のとがった物が他の物に突き立つ。「とげが—・る」 2 (比喩的に、刺されたような)強い衝撃を受ける。また、深い感銘を与える。「先輩のひと言が—・る」「多くの人の心に—・る...