さしま【猿島】
茨城県坂東市の古地名。平将門(たいらのまさかど)が偽宮を建て除目(じもく)などを行った地。
さし‐まい【差米/指米/刺米】
1 「合米(ごうまい)」に同じ。 2 江戸時代、米を検査するため、俵に米刺しを入れて抜き出した米。のち、仲仕(なかし)などが賃金として受け取るようになった。見本米。
さし‐まえ【差(し)前】
「差し料」に同じ。
さしまき‐しつげん【刺巻湿原】
秋田県中東部にある湿原。田沢湖の南東に位置し、ハンノキ林に囲まれた中に約6万株のミズバショウの群生地がある。
さし‐まくら【差(し)枕/指(し)枕】
1 男女が共寝をすること。「河舟をとめて逢ふ瀬の波枕、揚げて逢ふ夜の—」〈浄・賀古教信〉 2 板で作った箱枕。「角(すみ)にかたつき屏風(びゃうぶ)引廻し、—二つ」〈浮・一代女・五〉
さし‐まじら・う【差し交じらふ】
[動ハ四]宮仕えなどの、仲間として加わる。「なほさりぬべからむ人の娘などは—・はせ」〈枕・二四〉
さしま・す
[動サ四]《「させます」の音変化》「する」の意の尊敬語。なさる。「芸能を習ひ商売を—・せかし」〈仮・浮世物語・一〉
さします
[助動][さしまさ|さしまつ(さしまし)|さします|さします|○|さしませ(さしませい)]《尊敬の助動詞「させます」の音変化》上一段・上二段・下一段・下二段・カ変動詞の未然形に付く。尊敬の意を表...
さし‐まね・く【差(し)招く/麾く】
[動カ五(四)] 1 手招きをする。「こちらへ来いと—・く」 2 軍勢などの向かう方向を指示する。指揮する。「咸(みな)移那斯(えなし)、麻都(まつ)が、—・くに従へらくのみ」〈欽明紀〉
さし‐まわし【差(し)回し/指(し)回し】
1 ある場所に行かせること。さしむけること。「政府—の特別機」 2 (指し回し)将棋で、技術としての指し方のこと。また、指し手の流れのこと。「巧みな—で勝利する」