さしも‐に【然しもに】
[連語]あれほどに。あんなに。「—広い浦も彼らの群で雑沓(ざっとう)し」〈中勘助・鶴の話〉
さし‐もの【指物/差物/挿物】
1 戦国時代以降、戦場で武士が自分や自分の隊の目印として、鎧(よろい)の受筒(うけづつ)に立てたり部下に持たせたりした小旗や飾りの作り物。旗指物。背旗。 2 板をさしあわせて作った家具や器具。た...
さしも‐の【然しもの】
[連語]さすがの。あれほど大した。「—敵も今度ばかりは策を誤った」
さしもの‐し【指物師】
指物2の細工をする職人。
さしもの‐もち【指物持ち】
戦場で、所在を示すために主人の指物を持って供をする者。
さしもの‐や【指物屋】
指物2を作ったり売ったりする人。また、その家。
さし‐もや【差母屋】
妻壁から突き出た化粧母屋桁(もやげた)。
さし‐もり【刺し銛】
鯨を捕るとき心臓を刺すために使う、先のとがった菱形(ひしがた)の銛。