さつき‐の‐せち【五月の節】
端午(たんご)の節句。
さつき‐の‐たま【五月の珠】
タチバナの実。糸に通して輪にし、かずらなどにする。一説に、端午の節句に飾る薬玉(くすだま)。「ほととぎすいたくな鳴きそ汝(な)が声を—にあへ貫(ぬ)くまでに」〈万・一四六五〉
さつき‐のぼり【五月幟】
端午の節句に立てる鯉幟(こいのぼり)。ごがつのぼり。《季 夏》
さつき‐の‐みそうじ【五月の御精進】
陰暦5月に行う精進潔斎。→年三(ねそう)「—のほど、職(しき)におはします頃」〈枕・九九〉
さつき‐ばれ【五月晴(れ)】
1 5月のすがすがしい晴天。 2 陰暦5月の、梅雨の合間の晴天のこと。《季 夏》「うれしさや小草彩もつ—/子規」
さつき‐やま【五月山】
陰暦5月ごろの山。《季 夏》
さつきやま‐どうぶつえん【五月山動物園】
大阪府池田市にある動物園。昭和32年(1957)開園。宮城県の金華山から動物を移入・飼育したのが始まり。池田市立五月山動物園。
さつき‐やみ【五月闇】
陰暦5月の、梅雨が降るころの夜の暗さ。また、その暗やみ。《季 夏》「はらはらと椎(しひ)の雫(しづく)や—/鬼城」
さつげん‐がっき【擦弦楽器】
弦を弓でこすって奏する楽器の総称。弓には、一般に馬の尾毛が用いられる。バイオリン・胡弓(こきゅう)など。弓奏弦楽器。擦奏楽器。→撥弦(はつげん)楽器
さつ‐ざ【札座】
江戸時代、各藩で藩札の発行をつかさどった役所。