さ‐なえ【早苗/秧】
苗代から田へ移し植えるころの稲の苗。玉苗。《季 夏》「—とる手もとや昔しのぶ摺(ずり)/芭蕉」
さなえ‐うた【早苗歌】
「田植え歌」に同じ。
さなえ‐たで【早苗蓼】
タデ科の一年草。田のあぜなどに生え、高さ30〜50センチ。茎の節は太く、赤みがかる。5月過ぎ、田植えのころに赤みを帯びた白い小花を密につける。
さなえ‐づき【早苗月】
陰暦5月の異称。さつき。《季 夏》
さなえ‐とんぼ【早苗蜻蛉】
1 トンボ目サナエトンボ科の昆虫。体は小形で、田植えのころに出現する。《季 夏》 2 サナエトンボ科の昆虫の総称。一般に中形で、黒色の地に黄色紋がある。サナエトンボ・ウチワヤンマなど。
さなえ‐どり【早苗鳥】
ホトトギスの別名。