さん‐そう【山荘】
《古くは「さんぞう」》 1 山中に構えた別荘。 2 山中にある旅館などの名に添えて用いる語。「志賀—」
さん‐そう【山僧】
《「さんぞう」とも》 [名] 1 山寺の僧。 2 山門の僧。比叡山延暦寺の僧をいう。 [代]僧が自分をへりくだっていう語。愚僧。
さん‐ぞう【三蔵】
1 上代、朝廷の官物を納めた三つの蔵。斎蔵(いみくら)・内蔵(うちくら)・大蔵(おおくら)。 2 仏教の聖典を3種に分類したもの。経蔵・律蔵・論蔵。 3 仏教の聖典に深く通じた高僧に対する敬称。...
さんぞう‐きょう【三蔵教】
1 経・律・論の三蔵に説かれた釈尊1代の教法。 2 天台宗で、小乗の異称。
さんぞうし【三冊子】
江戸中期の俳論書。3冊。服部土芳(はっとりとほう)著。元禄15年(1702)成立、安永5年(1776)刊。「白冊子」「赤冊子」「忘れ水(黒冊子)」の3部からなり、蕉風を忠実かつ体系的に伝えようと...
さん‐ぞうろう【然ん候】
[連語]《連語「さ(然)なり」の連用形に動詞「そうろう」の付いた「さにそうろう」の音変化》かしこまって肯定の返答をするときに用いる。さようでございます。「—。この浦の海人にて候」〈謡・海人〉
さん‐ぞく【三族】
身近な三つの親族。父方の一族、母方の一族、妻の一族。または、父・子・孫、父母・兄弟・妻子など。「今は残り留まりたる者とては、—に遁(のが)れざる一家の輩(ともがら)」〈太平記・一一〉
さん‐ぞく【山賊】
山の中を本拠地にして通行人を襲う盗賊。
サン‐ぞく【サン族】
《San》南アフリカのカラハリ砂漠に居住する狩猟採集民族。言語上はコイサン語族に属する。低身長で、頭髪は縮毛だが、モンゴロイド的特徴ももつ。俗称、ブッシュマン。→コイ族
さんぞく‐の‐つみ【三族の罪】
罪を犯した者の三族にまで及ぶ刑罰。