さんや
1 漁船を浜に引き揚げる縦巻きの轆轤(ろくろ)。 2 地突きなどに用いる道具。たこどうつき。
さん‐や【三夜】
1 月の第3日の夜。また、その夜の月。三日月。 2 子供が生まれて3日目の夜の産養(うぶやしな)いの祝い。 3 新婚3日目の夜の祝い。古く、新郎新婦が祝いの餅を食う風習があった。
さんや【山谷/三谷/三野】
東京都台東区北東部にあった地名。現在の清川・日本堤・東浅草付近。 《日本橋にあった元吉原が焼失して、新吉原ができるまで遊郭が置かれたところから》吉原の遊郭をさす。→吉原
さん‐や【山野】
山や野原。のやま。また、田舎。
さんや‐がよい【山谷通ひ】
江戸時代、元吉原焼失後、江戸浅草山谷にできた仮営業の遊郭に通うこと。のち、新吉原となってからも、そこに通うことをいった。「命に代へての—」〈浮・諸艶大鑑・一〉
さん‐やく【三役】
1 ある組織を代表する、三つの主要な役職。また、その役職にある人。→政務三役 →党三役 2 ㋐相撲で、大関・関脇・小結のこと。現在は横綱も含めていう。 ㋑能で、シテ方に対して、ワキ方・囃子方(は...
さん‐やく【山薬】
ヤマノイモ・ナガイモの根を、外皮をはぎ乾燥させたもの。漢方で、滋養強壮・止瀉(ししゃ)・止渇・袪痰(きょたん)薬などに用いる。薯蕷(しょよ)。
さん‐やく【散薬】
こなぐすり。散剤。
さん‐やく【纂訳】
[名](スル)原書を翻訳し、編集しなおすこと。「希臘の正史に著明なる実事を、諸書より—して」〈竜渓・経国美談〉
さんやく‐そろいぶみ【三役揃い踏み】
大相撲本場所の千秋楽、結びの三番前に、大関・関脇・小結にかなう力士がそろって土俵上で四股(しこ)を踏むこと。