しこ【醜】
(多く接頭語的に、また「しこの」の形で用いて)醜悪なもの、憎みののしるべきものなどにいう。また、卑下の気持ちを込めて用いることもある。「—女(め)」「—草」「—の御楯(みたて)」 [補説]本来は...
しこ【鯷】
《「ひしこ」の音変化》「鯷鰯(しこいわし)」に同じ。
しこ【四股】
《「醜足(しこあし)」の略かという。「四股」は当て字》相撲の基本動作の一。まず両足を開いて構え、足を左右交互に高く上げ、このとき手をひざに当て、力を入れて地を踏む。力足(ちからあし)。「—を踏む」
し‐こ【史庫】
朝鮮の高麗および李朝が歴代の実録などの重要文献を保存するために設けた書庫。
し‐こ【四庫】
中国で唐代に、書籍を経(経書)・史(歴史)・子(諸子百家)・集(詩文集)の4部に大別して収めた書庫。
し‐こ【四顧】
[名](スル) 1 四方を見回すこと。「林の奥に座して—し、傾聴し、睇視し、黙想す」〈独歩・武蔵野〉 2 辺り。付近。四辺。「—に人声なし」
し‐こ【矢籠/矢壺/尻籠】
矢の容器の一種。葛藤(つづらふじ)のつるや竹で編んだ簡略なもの。
し‐こ【指呼】
[名](スル) 1 指さして呼ぶこと。指さしてそれと言うこと。「—していわく」 2 呼べば答えるほどの近い距離。「道を隔てて—の間(かん)にある」
し‐こ【指顧】
[名](スル) 1 指図すること。「兵を—する」 2 「指呼2」に同じ。「大阪富豪の家々は…もう悉(ことごと)く—の間にある」〈鴎外・大塩平八郎〉
しこ‐いわし【鯷鰯】
カタクチイワシの別名。《季 秋》「呼売りの—かなもう見えず/楸邨」