しみ‐た・れる
[動ラ下一] 1 「しみったれる1」に同じ。「—・れた老父(おやじ)」〈露伴・いさなとり〉 2 「しみったれる2」に同じ。「脅迫されるような始末じゃ、—・れずには居られないよ」〈紅葉・多情多恨〉
しみ‐だいこん【凍み大根】
大根を適当な大きさに切って寒中に凍らせたあと、乾燥させたもの。
しみ‐だ・す【染(み)出す/滲み出す】
[動サ五(四)]液体が、覆っている物を通して表面に出てくる。染み出る。「シャツに汗が—・す」
しみっ‐たれ
[名・形動]《「しみたれ」の促音添加》 1 物惜しみすること。けちけちしていること。また、そういう人や、そのさま。「金に細かい—なやつ」 2 こせこせして卑しいこと。また、そのさま。「—な考え」...
しみっ‐た・れる
[動ラ下一]《「しみたれる」の促音添加》 1 物惜しみをする。けちけちする。「御祝儀にそう—・れた真似もできない」 2 こせこせする。卑しい考えを持つ。「—・れた根性」 3 服装などが、みすぼら...
しみ‐つ・く【染(み)付く/沁み着く】
[動カ五(四)] 1 色やにおいなどが移りついて簡単にとれなくなる。すっかりしみこむ。「汚れが—・いて落ちない」 2 癖になって、なかなか抜けなくなる。「貧乏性が—・く」 3 心に深くついて離れ...
しみ‐つ・く【凍み付く】
[動カ五(四)]こおりついてかたくなる。「日陰の雪が—・く」
しみ・でる【染(み)出る/滲み出る】
[動ダ下一]「染み出す」に同じ。「包帯に血が—・でてくる」
しみ‐どうふ【凍み豆腐】
「凍(こお)り豆腐」に同じ。《季 冬》「—煮て佳(よ)き酒を尽しけり/秋桜子」
しみ‐とお・る【染み透る/沁み透る】
[動ラ五(四)] 1 液体などが中まで深くしみこむ。「服の裏まで雨が—・る」 2 心の奥まで深く感じる。骨身にこたえる。「親切が身に—・る」