しゃかいしゅぎかんけん【社会主義管見】
山路愛山による評論集。明治39年(1906)刊行。国家社会主義について論じる。
しゃかいしゅぎ‐けんきゅうかい【社会主義研究会】
明治31年(1898)安部磯雄・片山潜・幸徳秋水らを中心とし、社会主義理論の研究を目的として結成された団体。同33年社会主義協会に改組し、同37年解散。
しゃかいしゅぎししゅう【社会主義詩集】
児玉花外の詩集。30編の新体詩を収録。明治36年(1903)に発行を予定していたが、日本の近代詩集として初の発禁処分を受けた。
しゃかいしゅぎ‐しゃ【社会主義者】
社会主義の立場をとる人。ソーシャリスト。
しゃかいしゅぎしゃちんあつ‐ほう【社会主義者鎮圧法】
1878年、ドイツの宰相ビスマルクが社会主義団体を弾圧する目的で制定した法律。かえって社会主義者たちの団結を強める結果となり、1890年に廃止された。
しゃかいしゅぎしんずい【社会主義神髄】
評論。幸徳秋水著。明治36年(1903)刊。科学的社会主義の理論と運動を紹介したもので、明治期社会主義の理論的礎石となった。
しゃかいしゅぎ‐とういつとう【Sozialistische Einheitspartei Deutschlands】
《(ドイツ)Sozialistische Einheitspartei Deutschlands》旧東ドイツでの支配政党。ナチスドイツ崩壊後の1946年、復活した共産党と社会民主党のソ連占領地...
しゃかいしゅぎ‐リアリズム【社会主義リアリズム】
現実を革命的発展の観点からとらえ、それを歴史的、具体的に描写しようとするリアリズム。1934年、第1回ソビエト作家大会で採択された芸術創造上の理論。
しゃかい‐しょうせつ【社会小説】
社会的・政治的問題を取り上げ、その矛盾や暗黒面を描いた小説。日本では、明治30年代前半に発表された内田魯庵(うちだろあん)の「くれの廿八日」「社会百面相」など。
しゃかい‐しんか【社会進化】
社会が一定方向に向かって変動・発展していくこと。スペンサーの用語。