しゅす‐おり【繻子織(り)】
縦糸と横糸とが交差する点が連続することなく、縦糸または横糸だけが表に現れるような織り方。また、その織物。一般に縦糸の浮きが多く、斜文織りよりさらに光沢がある。
しゅすのくつ【繻子の靴】
《原題、(フランス)Le Soulier de satin》クローデルによる詩劇。著者が駐日大使として日本に滞在していた時期に書かれた作品。1924年完成、1929年刊行。副題「あるいは最悪必ず...
しゅす‐びん【繻子鬢】
1 江戸時代、毛筋を透かさないでなでつけた、繻子のようにつやのある鬢。 2 《繻子の頭巾(ずきん)をかぶっていたところから》江戸時代、比丘尼(びくに)の姿をした売春婦。
しゅす‐らん【繻子蘭】
ラン科の常緑多年草。暖地の林に生える。高さ約15センチ。根茎は地をはい、節から根を出す。葉は長楕円形で暗紫緑色を帯び、ビロード状のつやがあり、中央脈は白い。夏、淡褐色の小花を総状につける。ビロード蘭。
しゅ・する【修する】
[動サ変][文]しゅ・す[サ変] 1 おさめる。修練する。しゅうする。「仏道を—・する」 2 なおす。修繕する。しゅうする。「船を—・するを名として」〈条野有人・近世紀聞〉
じゅ・する【呪する】
[動サ変][文]じゅ・す[サ変]《「しゅする」とも》まじないを唱える。「ぐらぐらと家が揺らめいた。私は陀羅尼(だらに)を—・した」〈鏡花・高野聖〉