しょう【請】
1 願い望むこと。また、招くこと。招き。「長者の—を得て行き給ひけるが」〈太平記・三五〉 2 古代、律の規定による刑法上の特典。五位以上の貴族などに適用された。
しょう【賞】
功績をあげた者に与える褒美。また、そのしるしの金品。「—を受ける」「ノーベル—」⇔罰。
しょう【礁】
浅い海底の隆起部。岩礁・サンゴ礁などがある。
しょう【鍾】
中国、漢代に用いられた酒壺(さかつぼ)。青銅製で、横断面が丸いもの。
しょう【醤】
麦・こうじ・豆・米などをねかせてから、塩をまぜて作った調味料ないし嘗物(なめもの)。味噌・醤油の原体。ひしお。
しょう【簫】
中国の管楽器で、縦笛の一種。複数の竹管を束ねた排簫(はいしょう)と、単管の洞簫(どうしょう)とがある。
しょう【鐘】
1 つるして打ち鳴らすかねの総称。梵鐘(ぼんしょう)・半鐘など。 2 中国古代の打楽器。青銅製のつり鐘で、下底部が弧状に切れ上がっている。音階をなす一組のものを編鐘という。
しょう【少輔】
律令制で、諸省の次官(すけ)で、大輔(たいふ)の下に位するもの。しょうゆう。すないすけ。 [補説]歴史的仮名遣いは「せうふ」の音変化した「せふ」とする説もある。
しょう【兄鷹】
《小(しょう)の意か》雄のタカ。雄よりも大きい雌のタカを弟鷹(だい)というのに対する。「物怖ぢしたる鳥の—やうの物のやうなるは」〈源・夕霧〉
しょ‐う【諸有】
仏語。 1 あらゆるものみな。諸法。 2 《「有」は有情としての存在・生存の意》生命のあるものの生存の状態に種々あること。主として二十五有の迷いの境界をいう。