しら‐は【白刃】
鞘(さや)から抜いた刀。抜き身。白刃(はくじん)。
しら‐は【白羽】
矢の羽の白いもの。ふつう、タカの羽を用いる。
しら‐は【白歯】
1 白い歯。 2 《昔、歯を黒く染めた既婚の女性に対して》未婚の女性。処女。「—で家に居るではなし、余故(よそ)へ縁附いていた所で」〈紅葉・二人女房〉
しら‐はい【白灰】
白い灰水。灰汁(あく)。上水(うわみず)を布地の汚れ落としや染色に用いる。
しら‐はえ【白南風】
梅雨が明ける6月末ごろから吹く南風。しろはえ。《季 夏》→黒南風(くろはえ)
しら‐はぎ【白萩】
1 白い花の咲くハギ。ミヤギノハギの変種といわれるシロバナハギなど。《季 秋》「—のしきりに露をこぼしけり/子規」 2 ヌマトラノオの異称。
しら‐はた【白旗】
1 白色の旗。降伏や戦意のないことを示すときなどに用いる。しろはた。「—を振りかざす」 2 昔、平氏の赤旗に対して源氏が用いた旗。しろはた。
しらはた‐いっき【白旗一揆】
室町時代、北武蔵・上野(こうずけ)の源氏の在地中小武士によって組織された武士団。別府・久下(くげ)・高麗(こま)氏などで構成され、白旗を旗印としたのでこの名がある。
しら‐はたけ【白癩】
色素の減少・消失によって皮膚に白斑ができる病気。
しら‐はだ【白肌/白膚】
1 色白の肌。 2 「しろなまず」に同じ。