しん‐しん【心身/神身】
《古くは「しんじん」とも》こころと、からだ。精神と身体。「—を鍛える」「—ともに疲れる」
しん‐しん【心神】
こころ。精神。「此上烈しき—の刺戟を避け、安静にして療養の功を続けなば」〈蘆花・不如帰〉
しん‐しん【身心/身神】
《古くは「しんじん」とも》「心身(しんしん)」に同じ。「—を粉に砕いて」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉
しん‐しん【神心】
「心神(しんしん)」に同じ。「—衰弱し、天賦の良智も之が為に紛擾(ふんじょう)す」〈織田訳・花柳春話〉
しん‐しん【搢紳/縉紳】
《笏(しゃく)を紳(おおおび)に搢(はさ)む意から》官位が高く、身分のある人。「—の身ながらに笏や筆を擱(お)いて」〈露伴・魔法修行者〉
しん‐しん【新進】
その分野に新しく現れて、活躍していること。また、その人。「—の作家」
しん‐しん【振振】
[形動タリ]勢いの盛んなさま。「—の御繁昌を見る事を得さしめ給わば」〈竜渓・経国美談〉 「両角—として連鱗歴々たり」〈三国伝記・六〉
しん‐しん【岑岑】
[ト・タル][文][形動タリ]頭などがずきずき痛むさま。「頭痛—として復(ふたた)び脳中攪乱(かきみだ)れて来たので」〈木下尚江・良人の自白〉
しん‐しん【津津】
[ト・タル][文][形動タリ]あふれ出るさま。次々とわき出るさま。「興味—たる話」
しん‐しん【深深/沈沈】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 あたりがひっそりと静まりかえっているさま。森森(しんしん)。「夜が—と更ける」 2 寒さなどが身にしみとおるさま。「冷気が—と身にこたえる」