じぞう【地蔵】
「地蔵菩薩(ぼさつ)」の略。
じ‐ぞう【自蔵】
[名](スル)機械などの内部に組み込まれていること。内蔵。「制御装置を—する」
じぞう‐え【地蔵会】
「地蔵盆」に同じ。《季 秋》「—や近道を行く祭り客/蕪村」
じぞう‐がお【地蔵顔】
地蔵菩薩の顔のように丸々として柔和な顔。「借りるときの—」
じぞう‐がしら【地蔵頭】
地蔵菩薩の頭のように、丸くて愛嬌(あいきょう)のある形の頭。
じぞう‐こう【地蔵講】
地蔵菩薩の功徳をたたえて営まれる法会。
じぞう‐ごうし【地蔵格子】
細い木を縦横に組み違えて作った格子。地蔵堂に多く用いるところからいう。
じぞう‐さき【地蔵崎】
《「地蔵埼」とも書く》島根県北東部、松江市美保関(みほのせき)町にある岬。島根半島東端に位置し、フランス人が設計した美保関灯台がある。大山(だいせん)隠岐(おき)国立公園に属する。
じぞう‐そん【地蔵尊】
地蔵菩薩の敬称。
地蔵(じぞう)と閻魔(えんま)は一(いつ)
地蔵は慈悲を、閻魔は忿怒(ふんぬ)をあらわし、全く反対の存在のようにみえるが、共に阿弥陀仏の分身であるということ。