じょう‐き【定器/常器】
《「じょうぎ」とも》 1 日常用いる器。特に飯などを食べるのにいつも用いる椀(わん)など。御器(ごき)。「家内上下の—どもを、侍従誂へんといふを聞いて」〈咄・醒睡笑・六〉 2 飯などを盛って仏前...
じょう‐ぎ【上議】
議題に取り上げること。
じょう‐ぎ【仗議/仗儀】
内裏の陣の座に公卿が集まって行った、政務についての評議。陣の定(さだめ)。陣定(じんじょう)。陣議。「この二人—のありけるを立ち聞きて」〈愚管抄・四〉
じょう‐ぎ【定規/定木】
1 物を裁断したり、線を引いたりするのにあてがって使う器具。三角定規・T字定規・雲形定規などがある。 2 物事の標準。手本。模範。「自分の—で他人をはかる」「杓子(しゃくし)—」
じょう‐ぎ【帖木】
「定規縁(じょうぎぶち)」に同じ。
じょう‐ぎ【情偽】
1 まことと、いつわり。「またよしやその間に—があるとしても」〈鴎外・最後の一句〉 2 ありのままのようす。「人間日常の—をして読者の心胸に了然としてまた事実に相違せる考思なからしむるにあり」〈...
じょう‐ぎ【情義】
人情と義理。「—を欠く」「—の間往々過ちを生ずるに」〈織田訳・花柳春話〉
じょう‐ぎ【情誼/情義/情宜】
人とつきあう上での人情や誠意。「—に厚い人」