じんこう‐こうう【人工降雨】
発達した雲の上から、氷晶核となるドライアイスの小片や沃化銀(ようかぎん)の微粒子をまき、人工的に雨を降らすこと。 [補説]水不足時のダムの増水などに活用される。また、ある特定の日を晴天にするため...
じんこう‐こうごうせい【人工光合成】
人工的に光合成を行う技術。太陽光のエネルギーを利用し、水と二酸化炭素から有機物を合成する。特殊な添加物や光触媒を用いる技術が成功しているが、エネルギー変換効率の向上や、エチルアルコールなどの燃料...
じんこう‐こうざつ【人工交雑】
品種改良などを目的とし、異なる動植物の種を人為的に交配をさせること。⇔自然交雑。
じんこう‐こうし【人工格子】
人工的に任意の原子を配列し、結晶格子をつくること。その配列の空間的な規則性によって、一次元人工格子、二次元人工格子、三次元人工格子とよばれ、高次元になるほど、作成が技術的に困難になる。
じんこう‐こうせい【人口構成】
ある地域の人口の、性別・年齢別・職業別などの構成状況。その地域の特性調査や、他地域との比較などに用いる。
じんこう‐こうせつき【人工降雪機】
雪不足のスキー場で人為的に雪をつくって散布する装置。氷点下のもと、大型の送風機の先端から水滴を噴霧し、微小な氷の粒をつくりだす。厳密には大気中で結晶が成長してできる自然界の雪とは異なる。→人工雪
じんこう‐こうたい【人工抗体】
体内に侵入した抗原に対して抗体としてはたらく、人工的につくられたたんぱく質。特定の抗原に選択的に結合するため、副作用が少ないという特徴をもつ。また、低分子のものは、大腸菌などによる大量生産も可能。
じんこう‐こうはい【人工交配】
品種改良などを目的とし、人為的に動植物の交配をすること。⇔自然交配。
じんこう‐こうぶつ【人工公物】
行政主体において人工を加え、これを公の用に供する公物。道路・運河など。⇔自然公物。
じんこう‐こうもん【人工肛門】
直腸や大腸の一部を摘出手術した場合、正常な大腸の一端を穴をあけた腹壁に結合したときの便の排出口。