いかずち‐の‐おか【雷丘】
奈良県高市郡明日香(あすか)村にある丘。雄略紀に、少子部連蜾蠃(ちいさこべのむらじすがる)がこの地で雷を捕らえたという記事がある。
おい‐すが・る【追い縋る】
[動ラ五(四)] 1 あとを追って取りすがる。「母親に—・って泣く」 2 断られても、無理に頼む。「—・って懇願する」
おっ‐すが・う【追っ縋ふ】
[動ハ四]《「おいすがう」の音変化》追いすがる。「逃ぐる敵に—・うて」〈太平記・八〉
しもん‐ゆうかん【四門遊観】
釈迦(しゃか)が太子だったとき、王城の東西南北の4門から出遊して四つの出来事を見て出家の決意をしたこと。東門を出てつえにすがる老人を見て、生あれば老あるを悟り、西門を出て病人に会い、生あれば病あ...
ぜん‐の‐つな【善の綱】
《善所に導く綱の意》 1 万日供養や開帳のとき、仏像の手などにかけて参詣者などに引かせる5色の綱。仏にすがる意を表すという。 2 葬式のとき、棺につないで引く白布の綱。
ほと‐け【仏】
《「ぶつ(仏)」の音変化した「ほと」に、目に見える形の意の「け」の付いた語で、仏の形、仏像が原義かという》 1 仏語。悟りを得た者。仏陀(ぶっだ)。特に、釈迦(しゃか)のこと。「—の慈悲にすがる...
ひえ‐づくり【日吉造(り)】
神社本殿形式の一。切妻(きりづま)造りの正面と両側面とに1間ずつの庇(ひさし)をつけ、背面に縋破風(すがるはふ)をつけたもの。滋賀県の日吉大社本殿が典型。聖帝(しょうてい)造り。ひよしづくり。
のり‐の‐つえ【法の杖】
1 頼りとすがる仏法を、杖にたとえた語。「花紫は先に立ち、若紫は—、つくづくものを案ずるに」〈浄・吉野忠信〉 2 寺参りや墓参りなどのときに用いる杖。「麦刈りぬ近道来ませ—」〈蕪村句集〉
ぶっ‐しん【仏心】
1 仏の心。また、仏のような慈悲心。「—にすがる」 2 「仏性(ぶっしょう)1」に同じ。
とり‐つ・く【取(り)付く】
[動カ五(四)] 1 しっかりとつかまる。すがりつく。とりすがる。「救命ブイに—・く」 2 しっかりと組みつく。組みかかる。「岩場に—・く」「一人に五、六人が—・く」 3 新しく物事を始める。...