すがのね‐の【菅の根の】
[枕] 1 スゲの根は長く伸びて分かれ乱れるところから、「ながき」「乱る」にかかる。「—長き春日(はるひ)を恋ひ渡るかも」〈万・一九二一〉 2 「ね」の同音から、「ねもころ」にかかる。「—ねもこ...
すが‐まくら【菅枕】
スゲを束ねて作った枕。「足柄(あしがり)のままの小菅の—あぜかまかさむ児(こ)ろせ手枕(たまくら)」〈万・三三六九〉
す‐かみこ【素紙子】
《「すがみこ」とも》柿渋を引かないで作った安価な紙子。《季 冬》
すが‐みの【菅蓑】
スゲの葉で編んだ蓑。すげみの。「木曽の檜笠(ひのきがさ)、越(こし)の—ばかり」〈幻住庵記〉
すが・む【眇む】
[動マ四]片目が細くなる。また、ひとみが片寄る。「忠盛目の—・まれたりければ」〈平家・一〉 [動マ下二]「すがめる」の文語形。
すが‐むしろ【菅筵】
スゲで編んだむしろ。すがたたみ。「心を友と—の、思ひをのぶるばかりなり」〈謡・高砂〉
すが‐め【眇】
1 片目や斜視などの目。 2 意識的にひとみを片寄せた目。横目。
す‐がめ【素瓶】
素焼きのかめ。
すが・める【眇める】
[動マ下一][文]すが・む[マ下二]片目を細くする。片目を細くして見る。「目を—・めてねらいをつける」「ためつ—・めつ」
すがも【巣鴨】
東京都豊島区東部の地名。江戸時代には中山道沿いの花卉(かき)栽培で知られた地。とげぬき地蔵をまつる高岩寺がある。