すじ‐ぐま【筋隈】
歌舞伎の隈取りの一。紅隈(べにぐま)に属する。初世市川団十郎が創始、2世団十郎が完成。「暫(しばらく)」の主役、「車引」の梅王などに用いる。
すじ‐ぐも【筋雲】
巻雲(けんうん)の俗称。
すじぐろ‐しろちょう【条黒白蝶】
シロチョウ科の昆虫。翅(はね)の開張約5.5センチ、モンシロチョウに似るが、翅脈は黒色。幼虫は野生のアブラナ科植物、ときにダイコンやキャベツを食う青虫。北海道から屋久島にかけて分布。
すじ‐け【筋気】
筋肉がつる病気。こむらがえり。〈日葡〉
すじ‐こ【筋子】
サケ・マスなどの卵を、卵巣膜に包まれた状態のまま塩漬けにした食品。すずこ。《季 秋》→イクラ
すじじょう‐うん【筋状雲】
風向に沿って多数の対流雲の列が平行に並んだもの。冬型の気圧配置のとき、日本海上に現れるものが知られる。すじじょうぐも。
すじ‐だ・つ【筋立つ】
[動タ五(四)]筋が張る。筋張る。「—・った腕」
[動タ下二]「すじだてる」の文語形。
すじ‐だて【筋立て】
1 話や論理などの展開の仕方。また、その順序だった構成。話の骨組み、仕組み。「作品の大体の—」 2 ⇒毛筋立(けすじた)て
すじ‐だ・てる【筋立てる】
[動タ下一][文]すぢだ・つ[タ下二] 1 話の筋道を立てる。「—・てて説明する」 2 毛髪のくせを直す。毛筋をととのえる。「上村のおみよ様が、—・ててくれなさった大事の髩(たぶ)を損なうて」〈...
すじ‐ちがい【筋違い】
[名・形動] 1 ある物に対して斜めの方向に位置すること。すじかい。「郵便局の—に交番がある」 2 道理にはずれた言動をするさま。「—な要求」 3 見当違い。おかど違い。「私に苦情を言うのは—だ...