すずめ‐おどり【雀踊(り)】
江戸時代の風流(ふりゅう)踊りで、編み笠をかぶり、竹に雀の模様の着物を着て奴(やっこ)姿で踊るもの。歌舞伎にも取り入れられた。
すずめ‐が【雀蛾/天蛾】
鱗翅(りんし)目スズメガ科の昆虫の総称。大形のガで体は太く流線形。夜行性のものが多い。翅(はね)は細長く、活発に飛ぶ。長い口吻(こうふん)をもつものが多く、花蜜を吸う。幼虫は尾端に1本の突起をも...
すずめ‐がい【雀貝】
スズメガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に着生する。貝殻は笠形で、殻径約1センチ。殻表は淡黄色の毛で覆われる。本州中部以南に分布。いそがい。
すずめがおか【雀が丘】
《Vorob'yovy gory/Воробьёвы горы》ロシア連邦の首都モスクワの市街南西部にある丘陵。モスクワ川の南岸に位置する。旧称レーニン丘(きゅう)。市街を一望できる展望台やモス...
すずめ‐がくれ【雀隠れ】
春に、草木の芽や葉が伸びて雀の姿を隠すほどになること。《季 春》「春ふかし—を沓(くつ)にふみ/風生」
すずめ‐がた【雀形】
1 雀が翼を広げた形を丸く描いて図案化したもの。ふすま・屏風(びょうぶ)などに用いる。 2 《裏絵に1が多く用いられたところから》屏風の異称。「—たたいて雪の注進し」〈柳多留・初〉
すずめ‐がっせん【雀合戦】
多くの雀が木などに群がって騒ぎたてること。
すずめ‐がや【雀萱】
イネ科の一年草。田畑や荒地に生え、高さ30〜50センチ。葉は線形で、まばらにつく。夏から秋、楕円形の平たい小穂を円錐状につける。
すずめ‐ぐち【雀口】
瓦ぶきの軒瓦と広小舞の間にできるすきま。雀が巣を作ることがあるのでいう。軒先面戸(のきさきめんど)。
すずめ‐こゆみ【雀小弓】
遊戯用の小さい弓。楊弓の類。また、子供の遊ぶ小さな弓。すずめゆみ。「—、名誉に一筋も外さず」〈浮・武家義理・三〉