す‐だか【巣鷹】
巣にいる鷹のひな。また、これを捕らえて鷹狩り用に飼育すること。
すた・く【呻く】
[動カ四]《「すたすた」の「すた」の動詞化。「すだく」とも》あえぐ。すためく。「声いきどしく—・きながら」〈浄・関八州繋馬〉
すだ・く【集く】
[動カ五(四)] 1 虫などが集まってにぎやかに鳴く。「草むらに—・く虫の音(ね)」 2 群れをなして集まる。むらがる。「露霜の秋に至れば野もさはに鳥—・けりと」〈万・四〇一一〉
す‐だこ【酢蛸】
ゆで蛸を酢につけたもの。また、ゆで蛸を薄く切り、二杯酢をかけた酢の物。
すだ‐じい【すだ椎】
ブナ科の常緑高木。関東・中部以南の暖地に自生。樹皮は黒灰色。葉は広楕円形で先がとがる。6月ごろ、雄花と雌花が咲き、実はどんぐりで、食用。材は建築・器具に、樹皮は染料に用いる。いたじい。ながじい。しい。
す‐だち【巣立ち】
1 ひなが巣立つこと。巣離れ。《季 春》 2 子が成人して親元を離れること。また、学校を卒業して社会に出ていくこと。
す‐だち【酢橘】
ミカン科の常緑低木。ユズに似て果実は小さく、扁球形。果肉は酸味が強く、特有の香気がある。食酢用に徳島県で栽培され、まだ緑色のときに収穫する。《季 秋》
す‐だ・つ【巣立つ】
[動タ五(四)] 1 ひなが成長して巣から飛び立つ。「ツバメのひなが—・つ」 2 子供が親元を離れ、独立する。また、学校を卒業して社会に出る。「学窓を—・つ」 [可能]すだてる [動タ下二]...
す‐だて【素建て】
新築中の家で、屋根・壁・柱だけしか造作のできていないこと。また、その家。「未(まだ)壁も床板も着いて居ない—の儘だ」〈宙外・独行〉
す‐だて【簀立て】
1 海中に簀を立てておき、干潮時に逃げおくれた魚を捕らえる漁法。また、その仕掛け。 2 円筒形の底のない竹かご。味噌や醤油の諸味(もろみ)の中に立てて、こされて中に入った汁を取る。