さん‐げだつもん【三解脱門】
仏語。解脱に至る方法である3種の三昧(さんまい)。一切を空と観ずる空解脱、一切に差別相のないことを観ずる無相解脱、その上でさらに願求(がんぐ)の念を捨てる無願解脱。三三昧(さんざんまい)。
かん・ずる【観ずる】
[動サ変][文]くゎん・ず[サ変] 1 心に思い浮かべて静かに観察する。「改めて世界の情勢を—・ずるに」 2 思いめぐらして物の真理・本質を悟る。観念する。「人生を無常と—・ずる」
しつ【櫛】
[人名用漢字] [音]シツ(漢) [訓]くし くしけずる 1 くし。「櫛比」 2 くしけずる。「櫛風沐雨(しっぷうもくう)」 [難読]櫛笥(くしげ)
こまり‐もの【困り者】
1 取り扱いにてこずる者。もてあまし者。やっかい者。「一家の—」 2 (「困り物」とも書く)取り扱いにてこずる物や事柄。迷惑なもの。「庭が広すぎるのも—だ」
こすっ‐から・い【狡っ辛い】
[形]《「こすからい」の音変化》ずるく抜け目がない。悪賢い。また、ずるくて、けちけちしている。「いつも—・く振る舞う」
餓鬼(がき)の物(もの)をびんずる
《「びんずる」は「引っ取る」を「餓鬼」の縁で「賓頭盧(びんずる)」に掛けていったものか》餓鬼の得た食物を奪い取る。貧乏人から物を奪うようなひどいことをするたとえ。
けん【謙】
[常用漢字] [音]ケン(呉)(漢) [訓]へりくだる 控え目にして人にゆずる。「謙虚・謙称・謙譲・謙遜(けんそん)/恭謙」 [名のり]あき・かた・かね・しず・のり・ゆずる・よし
けい‐ちょう【軽重】
1 重量の軽いことと重いこと。また、その度合い。重さ。目方。けいじゅう。「品物の—を問わず料金は同一」 2 価値や程度の小さいことと大きいこと。また、その度合い。けいじゅう。「人の命に—はない」...
けん・ずる【献ずる】
[動サ変][文]けん・ず[サ変] 1 目上の人に物を捧げる。たてまつる。また、神仏に品物を供える。「仏前に花を—・ずる」 2 杯をさす。献杯する。「酒杯を—・ずる」
きょう・ずる【興ずる】
[動サ変][文]きょう・ず[サ変]おもしろがって熱中する。楽しんで愉快に過ごす。きょうじる。「釣りに—・ずる」「笑い—・ずる」