せい‐ろ【世路】
世の中を渡っていくこと。また、渡る世の中。せろ。「—の辛酸人情の向背を心得たる男」〈露伴・寝耳鉄砲〉
せい‐ろ【正路】
1 正しい道。正しい方法。正道。「—につく」 2 正規の道路。また、公道。
せい‐ろ【生路】
1 生きてゆく方法。生活の道。また、生きてきた道。「彼が—は概(おおむ)ね平滑なりしに」〈鴎外・舞姫〉 2 生きのびる道。逃げ道。
せい‐ろ【征路】
旅路。行路。征途。
せい‐ろ【蒸籠】
「せいろう(蒸籠)」の音変化。
せい‐ろ【精路】
精子を運ぶ通路。精細管・精巣上体・精管・精嚢・前立腺・尿道などがこれにあたる。
せい‐ろう【井楼】
戦場で、敵陣を偵察するために材木を井桁(いげた)に組んで作るやぐら。みせやぐら。
せい‐ろう【青楼】
《昔、中国で青漆を塗ったところから》 1 高貴な人や美女の住む家。 2 遊女屋。妓楼(ぎろう)。江戸では特に、官許の吉原遊郭をさした。
せい‐ろう【蒸籠】
方形または丸形の木の枠の底に簀(す)を敷き、糯米(もちごめ)・団子などを入れ、釜にのせてその湯気で蒸す器。せいろ。
せい‐ろう【清朗】
[形動][文][ナリ] 1 すがすがしくて気持ちがよいさま。「東京よりは…空気の—な事」〈漱石・門〉 2 空が晴れてさわやかなさま。「—な秋天」