せきめん‐はい【石綿肺】
塵肺(じんぱい)の一。石綿の粉塵を吸入することによって、肺の線維組織が増殖する肺線維症を生じ、呼吸機能が低下し、心臓の障害、肺癌(はいがん)なども起こる病気。アスベスト肺症。
せき‐もの【関物】
美濃国の関に住んだ刀鍛冶(かたなかじ)が鍛えた刀剣。室町後期が最盛期。丈夫で実用的な刀として知られた。
せき‐もり【関守】
関を守る役人。関所の番人。
せきもり‐いし【関守石】
茶庭の飛び石の岐路に据えた石。蕨縄(わらびなわ)または棕櫚縄(しゅろなわ)で十文字に結わえてある。通り抜けを禁ずる意を示す。
せき‐もん【石門】
1 石材でつくった門。石の門。 2 自然の岩石で門のような形をしているもの。 3 経穴の一。へその下2寸の所。むくみ・腹病などの治療点。 4 石門心学の門流。
せき‐もん【責問】
[名](スル) 1 厳しく問いただして白状させること。詰問。「一人の所行を—し、その他を保護すべきと思うときは」〈中村訳・自由之理〉 2 江戸時代、拷問をさしていった語。
せきもん‐けん【責問権】
民事訴訟で、裁判所または相手方の訴訟行為が手続き法規に違背したことに対して異議を述べ、その違法を主張する当事者の権能。
せきもん‐しんがく【石門心学】
江戸時代に石田梅岩の始めた心学。
せき‐や【関屋】
関所の番小屋。「人住まぬ不破の—の板びさし荒れにし後はただ秋の風」〈新古今・雑中〉 源氏物語第16巻の巻名。光源氏、29歳。源氏が石山寺へ参詣の途中、逢坂(おうさか)の関で空蝉(うつせみ)と...
せき‐やく【関役】
1 関所を守る役目。また、その役人。 2 中世、関所で課した通行税。