せっちゅう‐なわしろ【折衷苗代】
水苗代と畑苗代とを折衷したもの。発芽前後に湛水(たんすい)したり干したりして水量を変える方式で、均一で丈夫な苗ができ、暖地の多収穫栽培に適する。
せっちゅうのかりうど【雪中の狩人】
《原題、(オランダ)Jagers in de sneeuw》ブリューゲルの絵画。板に油彩。縦117センチ、横162センチ。雪に覆われた集落と凍りついた池の上でスケートを楽しむ村人を背景に、猟犬を...
雪中(せっちゅう)の筍(たけのこ)
《中国、三国時代の呉の孟宗が冬に竹林で母の好物の竹の子を手に入れたという故事から》得がたいものを手に入れることのたとえ。また、孝心の深いことのたとえ。
せっちゅうばい【雪中梅】
末広鉄腸(すえひろてっちょう)の政治小説。上下2巻を明治19年(1886)8月、11月にそれぞれ刊行。青年政治家国野基(くにのもとい)の苦節と成功を描いたもの。続編に「花間鶯」がある。
せっちゅう‐よう【折衷様】
鎌倉末期から室町時代にかけて行われた寺院建築様式の一。和様に大仏様・禅宗様の手法を取り入れ、三者を折衷したもの。大阪府河内長野市にある観心寺金堂はその代表例。観心寺様。
せっ‐ちょ【拙著】
つたない著作。自分の著作をへりくだっていう語。
せっ‐ちょう
《「せっしょう(殺生)」の音変化か。「折檻打擲(せっかんちょうちゃく)」の略とも》責め苛(さいな)むこと。こき使うこと。「ねぢ上げ、ねぢ上げ—す」〈浄・天神記〉
せっち‐らいサージ【接地雷サージ】
⇒逆流雷サージ
せっ‐ちん【雪隠】
《「せついん」の連声(れんじょう)》便所。かわや。
せっちん‐じょうるり【雪隠浄瑠璃】
人前では披露できないような、へたな浄瑠璃。また、一般にへたな芸。