せめ‐ば【責(め)場】
歌舞伎などで、主要な登場人物を責めさいなむ場面。
せめ‐ふ・す【責め伏す】
[動サ下二] 1 厳しく言って、無理に承服させる。説き伏せる。「—・せられければ、なまじひに山科へ向ひてけり」〈愚管抄・五〉 2 問いつめる。詰問する。「言葉を以て—・せて問はんずるものを」〈義...
せめ‐ほろぼ・す【攻(め)滅ぼす】
[動サ五(四)]攻撃して敵を滅ぼす。うちほろぼす。「他領を—・す」
せめ‐まどわ・す【責め惑はす】
[動サ四]責めて困らせる。せきたててあわてさせる。「いと見苦しと、思ひまはす程もなく—・せば」〈枕・八二〉
せめ‐よ・せる【攻(め)寄せる】
[動サ下一][文]せめよ・す[サ下二]攻めて敵の近くまで迫る。「本営近く—・せる」
せめ‐よ・る【攻(め)寄る】
[動ラ五(四)]「攻め寄せる」に同じ。「夜陰に乗じて敵陣に—・る」
せ・める【攻める】
[動マ下一][文]せ・む[マ下二]《「責める」と同語源》 1 戦争・試合などで、こちらから進んで戦いをしかける。攻撃する。「城を—・める」「立ち合いから一気に—・める」 2 俗に、物事を無難にす...
せ・める【責める】
[動マ下一][文]せ・む[マ下二]《「攻める」と同語源》 1 過失・怠慢・違約などを取り上げて非難する。とがめる。なじる。「失敗を—・める」「無責任な行為を—・める」 2 厳しく催促する。せきた...
責(せ)めを負(お)・う
責任のある立場にいる。また、責任をとる。「事故の—・って辞職する」
責(せ)めを塞(ふた)・ぐ
ひととおりのことをやって、一応の責任を果たす。責めをふさぐ。「今記憶中に好例なきまま仮に之をもて—・ぐ」〈逍遥・小説神髄〉