袖(そで)反(かえ)・る
袖や袂(たもと)が風にひるがえる。
そで‐かがみ【袖鑑】
袖にはいるぐらいの小さな案内書。
袖(そで)掻(か)き合(あ)わ・す
「袖打ち合わす」に同じ。「少将—・せ、生きたる人に物を申すやうに、泣く泣く申されけるは」〈平家・三〉
袖(そで)片敷(かたし)・く
片袖を敷いて寝る。独り寝をする。袖を片敷く。「別れにし妹が着せてしなれ衣—・きてひとりかも寝む」〈万・三六二五〉
そで‐カバー【袖カバー】
洋服の袖口からひじまでの部分を包んで保護する、筒状のおおい。腕カバー。腕貫(うでぬ)き。
そで‐かぶり【袖被り】
葬送に際して、女性が白衣でからだを包み、その左袖を頭からかぶって背にたらすこと。
そで‐かべ【袖壁】
建物から外部へ突出させる幅の狭い壁。目隠し・防火・防音などのために用いる。
そで‐かんばん【袖看板】
建物の壁や支柱から道路側に突き出して設置した看板。路面からの高さ、突き出し幅について規制がある。突き出し看板。
そで‐がい【袖貝】
スイショウガイ科の巻き貝で、殻口の外唇が袖のように張り出した形のものの総称。シドロガイ・マガキガイ・ベニソデガイなど。
そでがうら【袖ヶ浦】
千葉県中西部、東京湾沿いの市。京葉工業地帯の一部で、埋め立て地に石油化学工場がある。人口6.0万(2010)。 [補説]もとは東京湾の東一帯、船橋から木更津にかけての沿岸の称。