かりじ‐の‐おの【猟路の小野】
奈良県桜井市鹿路(ろくろ)付近の野。[歌枕]「馬並(な)めてみ狩立たせる若薦(わかこも)を—に鹿(しし)こそばい這ひ拝(をろが)め」〈万・二三九〉 [補説]「軽路」を当て、飛鳥の軽の野をさす説もある。
かも‐なんばん【鴨南蛮】
鴨の肉とネギを入れたうどん・そば。鴨南。
かみ‐じょちゅう【上女中】
主人のそば近く仕え、奥向きの用事をする女中。奥女中。⇔下(しも)女中。
かよい‐おんな【通ひ女】
男がときどき通っていくために囲っておく女。かこいもの。かよいめ。「下屋敷に置かせられ、—にあそばせ」〈浮・椀久一世〉
かな‐わらび【鉄蕨】
オシダ科の常緑、多年生のシダ。暖地の林下に群生。葉は堅く、光沢があり、羽状に深く切れ込む。葉の裏面に、包膜で覆われた胞子嚢(ほうしのう)をつける。ほそばかなわらび。
からみ‐だいこん【辛味大根】
ダイコンの一品種。形はカブに似て丸みを帯び、水分が少なく辛味が強い。おろして蕎麦(そば)の薬味などにする。
カバー‐マーク【cover mark】
しみ・そばかすなどを隠すために用いる化粧品。1928年に米国のオリリー女史が発明。
かど‐わき【門脇】
門のわき。門のそば。
かた‐わら【傍ら/旁/側】
[名] 1 そば。すぐ近く。「—のいすに腰かける」 2 (「…のかたわら」の形で)端に寄った所。「道の—にたたずむ」 3 (接続助詞的に用いて)主となることをする一方。合間に。「学校に通う—家...
かたわら‐くる・し【傍ら苦し】
[形シク]《「かたわらぐるし」とも》そばで見ていて心苦しい。気の毒だ。「いみじと思ふとも、—・しき折々もやまじり給はむと」〈苔の衣・二〉