そら‐いろ【空色】
1 晴れた空のような色。薄い青色。 2 空模様。「―俄かに一変して、黒雲墨の如く渦(うずま)き起こり」〈逍遥・当世書生気質〉
そらいろのたね
中川李枝子の文、大村百合子の絵による絵本作品。昭和39年(1964)、「こどものとも」誌に掲載。昭和42年(1967)に絵本として刊行。アニメ化作品もある。
そら‐うそぶ・く【空嘯く】
[動カ五(四)] 1 「そらとぼける」に同じ。「―・いて、まるで取り合うけしきがない」〈芥川・虱〉 2 相手をばかにした態度をとる。生意気な態度を示す。「ツンと―・き、烟草(たばこ)を環に吹いて...
そらうで【空腕】
狂言。主人が腕自慢の太郎冠者を試そうと夜道を使いに出す。太郎冠者は途中こわさのあまり黒く見えるものを追剝(おいはぎ)と思って、借りてきた主人の太刀を差し出して助けを請い、あとをつけてきた主人に取...
そら‐えい【空酔ひ】
酒に酔ったふりをすること。そらみだれ。「―をし、そらごとをして参り給はず」〈宇津保・蔵開中〉
そら‐おがみ【空拝み】
尊敬しているふりをすること。「これは―にて、詞づかひもあそばせづくしなり」〈滑・浮世風呂・三〉
そら‐おそろし・い【空恐ろしい】
[形][文]そらおそろ・し[シク]将来どうなるかと、言いようのない不安を感じてこわい。「近年の科学の発達ぶりには―・くさえなる」 [派生]そらおそろしげ[形動]そらおそろしさ[名]
そら‐おぼえ【空覚え】
1 書いたものを見ないで済むように、すっかり記憶すること。暗記。 2 確かでない記憶。うろおぼえ。 3 想像によって見当をつけること。はっきり目に見えない物事まで、なんとなく感じ取ること。「こよ...
そら‐おぼめき【空おぼめき】
知らない顔をすること。そしらぬふり。「御心のやうにつれなく―したるは、世にあらじな」〈源・蛍〉
そら‐おぼれ【空おぼれ】
とぼけたふりをすること。そらとぼけ。「我身こそあらぬ様なれそれながら―する君は君なり」〈源・若菜下〉